蕎麦屋の隣はたいやき屋(天五にて) [粉もの]

天神橋筋商店街の5丁目(天五)あたりを、特段の目的もなくぶらぶらの昼下がり。
通りを曲がって細く短い路地に入ったところに、老舗風の蕎麦屋があって以前から興味があった。
で、この日は時間的な余裕があり、小腹も空いてきたので、店の暖簾をくぐってみる事にした。

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余談だが、胃は驚異的な伸縮をする内蔵で、おそらく平均値だろうが、
空腹時には50mlに縮み、満腹時には1500mlに膨張するそうだ。
ざっと30倍の伸び縮みという訳である。
この時はごく軽い空腹感だったのだが、我が胃は、どのくらい縮んでいたのだろうな。

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なかなか趣がある佇まいである。
そして常連しか通っていなさそうな、一見を躊躇させるような雰囲気でもある。
なんでも創業して50年くらい経つらしい。
店に入ってみると、自分の子供の頃~昭和を感じさせてくれる、
懐かしくて庶民的な内装と空気感で、最初に考えていたイメージとは異なっていた。

「遅めの昼食もしくは早めの夕食」なので、蕎麦を一品だけ頼む事にした。
さて何を頼もうか。事前のネット情報によると、天ざる、天麩羅蕎麦といった具合に、
「天麩羅系」の料理を注文する人が多い店らしい。
今般、店に居た時も、確かに天ぷらをフィーチャーした料理を所望するお客が多かった。

そこで自分は、「大喜そば」を注文した。
店内並びにメニュー紙には、料理画像が一切掲載されておらず、
いわゆるイミテーション(レプリカ/サンプル)も飾られていないので、
温かいのか、冷たいのか、どんな味付けなのか、何がトッピングされているのか、
実は、どんな料理か全然分かっていなかった。しかしながら店の名を冠した料理なのだから、
お店の代表的なオススメのメニューなのだろうと考えた。
注文して、そんなに時間が過ぎる事もなく、すぐに料理は運ばれてきた。

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大喜そばは、小振りの海老天がセットされた「ざるぞば」だった。
うずらの卵ではなく、鶏卵が出てきたのには、珍しさを感じた。

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蕎麦は細めで、喉越しは相当良かった。
蕎麦の風味は希薄ではあったが、変な癖がなくて食べやすかった。
あっさりしている。自家製かどうかは知らない。

ツユはまろやかで、関西人が好みそうな味ではないかと思った。
鶏卵を投入すると風味がぼけてしまった気がする。
次回食べる機会があるならば、卵は入れない様にしようと思った。

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海老天は、こんな感じで最初からツユに浸かった状態だった。
この盛り付け方法に関しては、意見が大きく分かれるところではないだろうか。
天ぷら自体は、カラッと揚がっていて、衣のサクサク感もそれなりにあり、
海老も臭味等は一切なく美味しかったけど。

蕎麦湯の提供ありの大喜そばは630円也。ご馳走様。


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ちなみに「そば処 大喜」の隣には、「天然たいやき」を提供する店がある。
鯛焼きに天然や養殖の区別があるのか、みんな「人工」じゃないか。
・・・・などと言うのは野暮である。
この店では、一匹ずつ焼型で丁寧に焼き上げる「一丁焼き製法」で作ったものを、
「天然たいやき」と称しているのである。
何度か店頭で出来立てを食した事があるが、
皮の表面はふにゃふにゃではなくカリッとしており、餡は甘すぎず、かなり旨い。

あっ。。。。
爆風スランプの「たいやきやいた」を、久し振りに聴きたくなってきた。
確かPVは手塚眞氏が手掛けていて、発表当時はちょっとした話題になったものだ。

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